金時生姜の畑に着くまでに、ユーカリなどの建材を植林している場所を抜けていったのですが、元々ベトナムの土地や気候に合わない建材は山の水分がアンバランスになり山崩れが発生する事もあるそうです。また、建材の価格変動により作業をしない時期があれば山が荒れる事に繋がります。
金時生姜は、ベトナムの土地に非常に適している事と、1度栽培に使用した土地は必ず5年間休める事で山を守っています。また、金時生姜は収穫された物全てを通常農作物よりも高く買い取った後、日本で成分含有量により選別され良品だけを使用しています。
ベトナムの村では沢山の子供達ともお話しました。服を着ている子もいれば、着ていない赤ちゃんもいました。学校に行かず子供が赤ちゃんの面倒を見るというのが一般的なようでした。しかし、それでも5年前に一度訪れた時より生活レベルがかなり向上していたそうです。トイレもありました。
日本で販売できるレベルの農作物を作る指導を行い、出来た農作物は全て買い取る、世界中に様々なボランティア活動がありますが、実がある活動だと思います。継続的に収入を得て村が発展していけば、教育の場や病院などの施設もできます。子供の笑顔は世界共通の宝物だと思います。その笑顔を守る活動の一端を知る事ができたのも今回の旅の大きな収穫でした。 |